突発性難聴をきっかけに見直した「体の使い方」― 再発を防ぐためにできること
- 大橋しん

- 6 日前
- 読了時間: 3分

ある方が、**突発性難聴**を発症されました。病院で治療を受け悪化は抑えられましたが十分に回復せず、「また悪くなるのではないか」という不安が強く残っていました。
お話を丁寧に伺うと、発症前は強いストレスが続き、肩や首の強い緊張、浅い呼吸、食いしばりが日常化していました。
ご本人も「いつも体が固まっていた」と振り返られています。
私は、症状そのものを“治す”ことを目標にはしませんでした。焦点を当てたのは、ストレスが積み重なるときの体の使い方です。
レッスンで起きた変化
レッスンではまず、静かに座る・立つといった基本動作の中で、首や肩にどのくらい無意識の力が入っているかを観察しました。
すると、
・メールを見るときに首を前に突き出す
・音を聞こうとして顎を固める
・集中すると呼吸が止まる
といったパターンが見えてきました。
これらはどれも小さな緊張ですが、毎日何時間も続けば大きな負担になります。特に、聴覚に不安がある方は「聞き取ろう」として体を固めやすい傾向があります。
レッスンでは、力を抜こうと“頑張る”のではなく、「いま力が入っている」と気づく練習を重ねました。
症状よりも大きかった変化
聴力が完全に元に戻ったわけではありません。しかし、ご本人が何よりも大きいと感じているのは次の点です。
・疲労が耳の違和感として出る前に気づける
・肩や首が固まり始めたらその場で緩められる
・仕事中に呼吸を思い出せる
つまり、「ストレスが積み重なる前に対処できる」ようになったのです。
以前は、限界まで我慢してから体調を崩していました。今は、途中で軌道修正ができます。
その結果、「再発への不安が小さくなった」「体が楽な時間が増えた」と話されています。
冒頭のイラストがある『姿勢がよくなるからだの使い方』はナツメ社より発売中です。
再発予防という視点
ストレスそのものをゼロにすることはできません。しかし、ストレスを受けたときの体の反応は変えられます。
・首を固めるのか
・呼吸を止めるのか
・肩を持ち上げるのか
それとも、少し余裕を持って受け止められるのか。
レッスンで学ぶのは、この選択の余地を増やすことです。
不調は「結果」であり、緊張は「プロセス」です
突発性難聴は突然起こります。しかし、体の緊張は突然ではありません。少しずつ積み重なります。
その積み重ねに早く気づけるようになること。それが、症状の改善以上に意味を持つ場合があります。
もし強いストレスの中で体を固めている感覚があるなら、体の使い方を見直すことが、将来の自分を守る一歩になるかもしれません。
現在、初回体験レッスンを受け付けています。症状を「治す」ことを目的とするのではなく、ストレスに対処できる体を育てたい方におすすめしています。

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