top of page

病院に通っても痛みが改善しない理由|検査で異常なしと言われた人へ

  • 執筆者の写真: 大橋しん
    大橋しん
  • 1月17日
  • 読了時間: 4分

更新日:1 日前


※この記事は「体の使い方シリーズ」の一部です。


「何度も病院に通っているのに、痛みがあまり変わらない」 


「検査では異常なしと言われたけれど、つらさは残ったまま」


 このような声は、私の耳にも多く届いています。


別に医療を否定するわけではありません。病院の検査や治療は、健康を守るために非常に重要です。


ただし、痛みのすべてが画像や数値で説明できるわけではない、という現実もあります。


では、なぜ治療を受けているのに痛みが改善しないのでしょうか。



痛みの原因は「組織」だけとは限らない


病院では、レントゲンやMRIなどを使って、骨や関節、神経の状態を確認します。 これは「損傷や変化」を見つけるための大切な検査です。


しかし実際の体の痛みは、


  • 動き方のクセ

  • 無意識の力み

  • 姿勢のバランス

  • 体の使い方の偏り


といった、日常の使われ方の積み重ねから生じていることも少なくありません。


これらは画像には写りません。 そのため、「異常なし」と言われても、本人は確かにつらい、という状況が起こります。



痛みは「結果」であって「出発点」ではない


多くの場合、痛みは突然出てきたように感じます。 

しかし体の中では、長い時間をかけて小さな負担が積み重なっています。


例えば、


  • 片側に体重をかける立ち方が続いている

  • 肩や首にいつも力が入りやすい

  • 動くたびに同じ場所だけを使い続けている


こうした状態が続くと、体はバランスを保とうとして調整を重ね、やがて痛みとして表に出てきます。


つまり、痛みそのものを抑えるだけでは、負担の流れが残ったままになることがあります。



「動きの質」はあまり評価されていない


病院の診察時間は限られています。 

その中で、細かい動作や日常の体の使い方まで確認することは、現実的に難しい場合もあります。


  • 立ち上がり方

  • 歩き方

  • 物の持ち上げ方

  • 呼吸のしかた


こうした動きの質は、体への負担と深く関係しますが、十分に扱われないまま見過ごされることも少なくありません。



体は「部分」ではなく「つながり」で働いている


腰がつらいからといって、原因が必ず腰にあるとは限りません。 足の使い方、骨盤の安定、背中の動き、呼吸のクセなど、複数の要素が影響し合っています。


体は全体としてバランスを取りながら動いています。 一か所だけを見ると、負担の流れが見えにくくなります。




変化のきっかけは「自分の体を知ること」


もし、病院に通っても改善が感じられない場合は、


  • 自分がどのように体を使っているのか

  • どこに無意識の緊張があるのか

  • バランスがどのように崩れているのか


を丁寧に見直すことが、ひとつの手がかりになります。


体は、負担が少ない使われ方に近づくほど、回復しやすい状態へ向かっていきます。



お悩みが続いている方へ


長く続く痛みや違和感には、必ず何らかの背景があります。 それは「年齢のせい」「体質のせい」だけで片づけられるものではありません。


私は、理学療法士として、体の使い方・姿勢・動きの特徴を精査して整理し、その人に合った整え方を一緒に考えています。


もし、今の不調について一度整理してみたいと感じましたら、お気軽にご相談ください。

あなたの体が、安定しやすい状態へ向かうプロセスを、そっと支えられれば幸いです。




体を「整える」よりも大切な視点があります


痛みや不調、疲れやすさの背景には、単なる筋力や姿勢の問題ではなく、体の使われ方そのもののクセが関係している場合があります。


私は、体を無理にコントロールするのではなく、動きの中で体の流れを取り戻していくことを大切にしています。



このブログでは、体の痛みや疲れを「体の使い方」という視点から解説しています。


これまでの記事では、


・疲れを単なる体力不足として扱わないこと

・姿勢は形ではなく体の働きで決まること

・慢性的な痛みは無意識の緊張と関係していること


についてお話してきました。


まだ読まれていない方は、こちらも参考になります。



▶ 第1回:この記事











コメント


bottom of page